西武また劇弾 中島8回逆転3ラン

[ 2008年4月27日 06:00 ]

<西武・オリックス>8回2死一、二塁中島が再逆転の3点本塁打を左越えに放つ

 【西武10―8オリックス】連日のミラクル勝利。西武の渡辺監督も素直に驚いた。「ホント凄すぎる。こいつら凄いな、と思ったよ」。リードし、逆転され、再逆転。終盤に二転三転した試合のハイライトで見せ場をかっさらったのは中島だ。一挙5失点でまさかの逆転を許した直後の8回2死一、二塁。オリックス・加藤の初球、143キロ直球を左翼席中段に叩き込んだ。2試合連発の5号3ラン。お立ち台では「興奮しちゃってやばいです」と声を震わせた。

 前夜は赤田がサヨナラ満塁弾。一夜明けてもアーチ攻勢は止まらない。6回にボカチカ、7回は中村が一発を放ち、締めは中島で2試合7発。28試合でチーム33本塁打はリーグトップの数字だ。カブレラ、和田が抜けながら衰えを知らない長打力。指揮官は「キャンプから続けてきた成果。普段からフルスイングを心掛けた練習をしてきたから」。中島も「あの場面も追い込まれるまでは狙ってやろうと思っていた。打つと決めたら振り切る。中途半端はしません」と力を込めた。
 首位の座もがっちりキープ。「ホントねえ、信じられないっていうか…」。最後まで驚きを隠せなかった渡辺監督だが、この破壊力は紛れもなく本物だ。

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2008年4月27日のニュース