雨にも負けず 阪神また!5連勝

[ 2008年4月18日 22:01 ]

 【神6―2ヤ】阪神が今季2度目の5連勝。阪神は同点の5回、鳥谷、矢野の連続適時打で3点を勝ち越し。8回は赤星、平野の連続2塁打で1点を加えるなど集中打が光った。6回1失点の安藤が3勝目。ヤクルトは2連敗で、貯金がなくなった。

 ≪安藤ド根性“ぐちゃぐちゃの3勝目”≫試合開始の数時間前から雨が降り続いた。ぬかるんだマウンドという最悪のコンディションの中で、阪神の安藤が6回1失点。「調子が悪いなりに低めを意識した」と、丁寧な投球で3勝目を引き寄せた。
 毎回走者を許した。「矢野さんに大分苦労させてしまった」と、ベテランのリードにも助けられた。1イニングごとにアンダーシャツを取り換えても、スパイクは土にまみれてぐちゃぐちゃ。厳しい状況で、先発の役割を十分に果たした。
 前回の横浜戦では、打球を右すねに当てながら完投。しかし、チームは1―2の惜敗。この日の試合前に「野手のみんなで打ってやろうと話した」と矢野が明かす。同点の5回に3点を勝ち越し、その後も小刻みに加点。今回は援護した。
 今季2度目の5連勝は、先発の頑張りに尽きる。「負けられないというのはある」と相乗効果を安藤は日ごろから口にする。その争いを引っ張っているのは、間違いなく背番号16だ。

 ≪ヤクルトの貯金が消えた≫ヤクルトは最大5あった貯金をすべて吐き出した。首位を走る阪神とは対照的に、打線がちぐはぐ。3失策と守備も乱れた。
 1回2死三塁から、打ち取った当たりを三塁手の畠山が悪送球し、先制点を献上。同点とした直後の5回にも、失策絡みで勝ち越しを許してしまった。高田監督は「もともと守備は不安だったが、痛いところでミスが出た」と悔しがった。

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2008年4月18日のニュース