巨人 つなぎも守備もボロボロ

[ 2008年3月30日 06:00 ]

<ヤクルト・巨人>7回無死満塁、ラミレスはガイエルのファールフライを追うも捕球出来ず

 【巨人3―6ヤクルト】ベンチが沸いたのは初回の攻撃だけ。勝負どころでの拙攻に、ディフェンス面の弱さも露呈して“スミ3”の逆転負けだ。「4点目が取れず、こういうゲーム展開になった」。05年以来3年ぶりの開幕2連敗を喫した原監督は、悔しさを押し殺して淡々と振り返った。

 初回に阿部、谷の連続適時打で3点。しかし2回以降は国内球団とのオープン戦15試合で22得点(平均1・47)だった“貧打症”が再発した。5回は1死一、三塁で無得点。6回は無死一塁でグライシンガーが送りバントを失敗(捕邪飛)し、続く高橋由が中前打を放つチグハグな展開。1死一、三塁としたが木村拓、小笠原は凡退。伊原ヘッドコーチも「犠打失敗が痛い?おっしゃる通り」と厳しい表情を浮かべていた。
 前日28日の試合中に右ふくらはぎを痛めた二岡は、この日の検査で「肉離れ」が判明し、出場選手登録を抹消された。全治には1カ月以上かかる見込みで長期離脱は必至だ。代わって遊撃で先発した19歳の坂本が2失策。同点で迎えた7回無死満塁では左翼ファウルゾーンに上がったガイエルの飛球をラミレスがグラブに当てながら落球するなど、守備でもミスを連発した。
 昨季最下位のヤクルトに連敗も「まだ2試合。ジタバタしなくていい」と小笠原。巨大戦力の“開花宣言”はいつ出るのか?爆発が待たれる。

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2008年3月30日のニュース