ド軍「ベロビーチ」61年の歴史に幕

[ 2008年3月19日 06:00 ]

 来季からアリゾナ州にキャンプ地を移すドジャースは17日、48年から行ってきたベロビーチ・キャンプの歴史に幕を閉じた。この日は最後のオープン戦であるアストロズ戦が行われ、指揮を執ったラソーダ臨時監督は7000人以上で埋まったファンの前でスピーチ。「素晴らしい60年。われわれはこの地を去るが、思い出は永遠に消えない」と語った。試合後には斎藤らナインが右翼ポール際に並んでバットでアーチを作り、ラソーダ監督を送り出した。

 かつて野茂、石井一ら日本人投手が汗を流し、巨人、中日、近鉄もキャンプを張ったことがあるベロビーチ。斎藤も施設を記念写真に収め「残念だが、ここでやれて幸せだった」と振り返った。18日には敵地でマーリンズ戦を行い、中国遠征から戻ってアリゾナでキャンプを張っている本隊に合流する。(奥田秀樹通信員)

 ≪黒田に“もっと首を振れ指令”≫ドジャースの黒田に正捕手マーティンがサインに首を振るよう要求した。公式戦に備え、黒田の意図を感じるのが狙いで「具体的なカウントで、左右の打者に何を投げたいのか、今のうちに学んでおきたい。どんどん首を振ってと伝えた」と語った。13日のアストロズ戦では2度しか首を振らなかったが、黒田は「僕はマーティンのリードを知りたかった。次はいろいろやってみたい」と説明。18日のマーリンズ戦では黒田がサインに首を振る機会が増えそうだ。

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2008年3月19日のニュース