村中が巨人打線相手に6回無失点

[ 2008年3月19日 15:41 ]

 【ヤ3―0巨】ヤクルトは村中が6回無失点。ほぼベストメンバーの巨人に対して小笠原の1安打に抑える好投だった。先発マスクの福川は2本塁打でアピールした。巨人は高橋尚が6回2失点とまずまずの内容。打線は相変わらず元気がなかった。

 ≪先発枠入りをほぼ手中に≫しなやかな腕の振り。伸びのある真っすぐ。内角を強気に攻める姿勢。ヤクルトの若手左腕、村中が6回1安打無失点と好投し、先発枠入りをほぼ手中にした。
 巨人の強力打線にも、ひるまなかった。許した安打は4回に小笠原に打たれた1本だけ。「怖いとはまったく思わなかった。ただ自分の投球をしようと思っていた」。4回には内角の真っすぐでラミレスのバットをへし折った。
 昨季までは精神面の弱さが目立ったが、ことしのオープン戦では堂々としたマウンドさばきが続いている。高田監督も「(先発枠が決まっている)リオス、石川、館山の次に安定感のある球を投げていた。彼がローテで回ってくれたら楽になる」と大きな期待を寄せる。
 投げるたびに自信をつけてきた伸び盛りの20歳。村中は「今日のように集中していけばいい。新人王の権利もあるので狙っていきたい」と3年目での飛躍を誓った。

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2008年3月19日のニュース