小笠原 16日の阪神戦で復帰へ

[ 2008年3月15日 06:00 ]

 昨年11月に左ひざの手術を受けた巨人・小笠原道大内野手(34)が、今季本拠地初戦となる16日の阪神戦(東京ドーム)で1軍復帰する。原監督はベストメンバーを組む意向を示しており「3番・三塁」での出場が濃厚だ。

 待望のゴーサインが出た。この日、小笠原はジャイアンツ球場で約5時間の練習。フリー打撃の力強いスイングを見守った石原理学療法士は「(16日の復帰は)きょうで判断して問題なかった。あす、もう一度見て決めるけど、打撃や守備に関しては何の問題もない」と太鼓判を押した。
 苦闘の5カ月だった。北京五輪日本代表を辞退し、昨年11月に左ひざを手術。1月9日に単身、宮崎に先乗りし49日間の超ロングキャンプを行い、帰京後も懸命なリハビリが続いた。その間、チームはオープン戦、練習試合を含め対外試合12戦で、いまだ本塁打ゼロ。主力を欠いてパンチ力不足が目立っていたが、週明けには韓国代表として台湾での北京五輪世界最終予選に出場していた李スンヨプも再合流の予定。開幕も間近に迫り、超強力打線は着々と本来の姿を取り戻そうとしている。
 「1日1日、いつゴーサインが出てもいいようにメニューをこなしている」と小笠原。慎重に言葉を選びながらも、前日髪を切ったその表情は晴れやか。28日のヤクルトとの開幕戦(神宮)へ向け、フルスイングが帰ってくる。

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2008年3月15日のニュース