アカパンマン松山 初打席鮮烈デビュー

[ 2008年2月24日 06:00 ]

<広・ソ> 2回、松山は右越えに先制タイムリー二塁打を放ちナインに迎えられる

 【広島4-1ソフトバンク】広島のアンパンマンが鮮烈デビューだ。ソフトバンクとのオープン戦の2回1死二塁。大学・社会人ドラフト4巡目の松山が放った打球は、右中間を真っ二つに割った。92キロの巨体を揺らして三塁を狙ったが、アウトになったのはご愛きょう。「いけるかと思ったけど足が進まなくて…。でも第1打席で結果を出せたのは気持ちがいい。緊張はなかった。楽しみでワクワク感があった」。松山は真ん丸の顔をほころばせた。

 初打席初安打初打点。4回無死一塁での第2打席では右前打を放ち、外野のレギュラー獲りを大きくアピールした。スタンドには地元・鹿児島から駆けつけた家族、友人ら約60人が集結。母・ルリ子さんは「中学生のころからジョッキで牛乳を飲んでいたし、ラーメンのどんぶりで丼物を食べていたんです」。日本ハム・中田にも劣らない抜群のパワー。ブラウン監督も「いい働きだった」と喜んだ。

 昨年6月の全日本大学選手権では、早大・斎藤から東京ドームの左中間フェンス直撃の二塁打。「松山」の名前を売った。赤ヘルのアンパンマン、略して「アカパンマン」は「もっと乗っていきたい」とさらなるアピールを誓っていた。

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2008年2月24日のニュース