おかわり君 汚名返上の2ラン

[ 2008年2月24日 06:00 ]

<巨・西>4回、中村は久保(左)から左越え2ランを放つ

 【西武3-4巨人】西武・中村が打撃改造の成果を見せた。4回1死二塁、久保の112キロカーブをさばくと、打球は右から左への強風にも乗って左翼席中段に突き刺さる2ラン。今キャンプで大久保打撃コーチと取り組んできたミートポイントを前にする打法で結果を残し「ポイントが安定してきたし、実戦でもいいタイミングで打てている」と上機嫌だ。

 今季初の対外試合のこの日も宮崎・南郷のキャンプ地で午前7時からの早朝練習に参加。たっぷりと打ち込んでから実戦に臨んだ。ところが、3回に平凡な三ゴロを一塁へ悪送球。“おかわり君”らしい守備での汚名を返上する一打に、大久保打撃コーチも「今まで打てるポイントが1、2点しかなかったけど、前で打つことで力強く振れるゾーンがいっぱいできた」とうなずいた。

 昨季は98試合に出場して、わずか7本塁打と悔しい思いをした。それだけに本人も「主軸で本塁打をいっぱい打ちたい」と今季にかける思いは強い。目標の40発へ、まずはオープン戦でしっかり“おかわり”を連発していく。

 ≪G・G・佐藤 代打で二塁打≫22日に契約したばかりのG・G・佐藤がきっちり初戦で結果を出した。7回2死から代打で登場。福田の128キロスライダーをとらえ左越えに二塁打を放った。契約が遅れ、紅白戦3試合に欠場したうっぷんを晴らす一打も、1打席で交代とあって本人は「まだスッキリしていないです」と納得がいかない様子。それでも渡辺監督は「さすがだね」と目を細めていた。

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2008年2月24日のニュース