三浦 勝ち星負けたら寺原の“舎弟”に

[ 2008年1月9日 06:00 ]

サッカーで吉川(右)にケンカキック(?)を見舞う横浜・三浦

 “ハマの番長”が寺原にガチンコ勝負を挑んだ。横浜・三浦大輔投手(34)が8日、千葉県長生郡の運動施設「生命の森リゾート日本エアロビクスセンター」で自主トレを公開。今季の目標を聞かれると、10歳下の右腕へ、ライバル心をむき出しにした。

 「寺原にロックオンです。絶対に負けたくない。アイツが12勝するならオレは13勝する」。そして「負けたら何でも言うことを聞くよ」と勝ち星が下回った場合は“舎弟になる”と宣言した。
 まさにエースの座をかけた対決だ。三浦にとって昨季は試練のシーズンだった。開幕投手を務めたものの、巨人の1番・高橋由に初球先頭打者アーチを浴び、開幕戦6連敗。5月には左脇腹痛で戦線離脱も経験し、11勝13敗と負け越し、毎年の目標である「15勝&200イニング」も達成できなかった。対照的に移籍1年目の寺原はローテーションを1年間守り、チーム最多の12勝を挙げた。
 プライドに懸けて、2年連続で後輩に負けるわけにはいかない。と同時に2人が勝ち星を競い合えばチームの成績にも直結する。「寺原が活躍したときはうれしかった。アイツも“三浦さんに負けたくない”って言ってくれるし。バチバチやってチームを引っ張れば優勝にも貢献できる」。長い間、横浜のエースに君臨してきた三浦の闘志に火を付けた寺原。「アイツがこの記事を読んで何て言うか楽しみだね」と番長は不敵に笑った。

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2008年1月9日のニュース