ソチ北方で2日連続テロ 今度はバス爆発14人死亡
ロシア南部ボルゴグラード市内を走行中のトロリーバス内で30日、テロとみられる爆発があり、保健省報道官によると、14人が死亡、41人以上が負傷した。29日には市内の駅舎で自爆テロがあり、17人が死亡、40人以上が負傷したばかり。来年2月のソチ五輪開幕を控え、プーチン大統領は国家テロ対策委員会に対し、全土の安全対策強化を指示した。
ボルゴグラードはソチの北東約700キロに位置し、首都モスクワとイスラム過激派拠点の北カフカス地域を結ぶ交通の要衝。共同電によると、北カフカスはソチに近く、域内のイスラム過激派が五輪妨害を宣言していたことから駅舎での自爆テロとトロリーバス内の爆発は開催阻止などを狙った犯行の可能性がある。
連邦捜査委員会のマルキン報道官は、トロリーバス内の爆発について男による自爆テロとの見方を示した。ロシアのメディアによると、車内に仕掛けられた爆破装置が爆発したとの情報もある。
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