フェルスタッペンが後半戦初戦で13台抜きの圧勝 驚異的速さで3連勝&今季9勝目 角田は13位

[ 2022年8月28日 23:38 ]

F1第14戦ベルギーGP決勝 ( 2022年8月27日    スパフランコルシャン・サーキット=1周7・004キロ×44周 )

今季9勝目を挙げたフェルスタッペン(AP)
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 2年連続年間王者へ首位を独走するレッドブルのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が3連勝で今季9勝目を挙げた。パワーユニット(PU)交換のペナルティーにより14番手からのスタートだったが、予選でトップタイムをマークした驚異的な速さを見せつけ、後半戦の初戦でも圧勝した。

 2番手から出た同僚セルヒオ・ペレス(メキシコ)が2位に入り、レッドブル勢はワンツー・フィニッシュ。フェラーリはポールポジション(PP)だったカルロス・サインツ(スペイン)が3位で表彰台を確保したが、15番手スタートのシャルル・ルクレール(モナコ)は最後のピットインでの速度超過が響くなど6位に終わった。

 7人がPU交換によるグリッド降格処分を受けて始まったレースはいきなり荒れた。1周目でメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)がアルピーヌのフェルナンド・アロンソ(スペイン)に接触して乗り上げ、スローダウンしてリタイア。アルファロメオのバルテリ・ボッタス(フィンランド)も、マシンのコントロールを失ったウィリアムズのニコラス・ラティフィ(カナダ)を避けようとしてコースアウトした。9番手まで上げていたルクレールも右フロントタイヤの異常で、4周目での交換を強いられた。

 一方、フェルスタッペンは2周目で8番手までジャンプアップ。その後も楽々と順位を上げ、サインツがピットインした12周目の時点で早くもトップに立った。15周目にタイヤを交換して2番手でコースに戻ると、18周目でサインツをかわして再びトップに立ち、悠々と逃げ切った。

 予選19番手で、13番グリッドから出る予定だったアルファタウリの角田裕毅は決勝を前にPUの部品を交換。ピットレーンからのスタートとなり、最初からハードタイヤを装着して粘った。19周目でミディアムタイヤに交換したが、10番手を走行していた32周目にピットインして入賞圏内から脱落。それでも最終ラップでアルファロメオの周冠宇(中国)を抜く見せ場をつくり、13位でフィニッシュした。8番手からスタートした同僚のピエール・ガスリー(フランス)が9位に入り、今季4度目の入賞を果たした。

 ▽決勝順位

 (1)フェルスタッペン(レッドブル)

 (2)ペレス(レッドブル)

 (3)サインツ(フェラーリ)

 (4)ラッセル(メルセデス)

 (5)アロンソ(アルピーヌ)

 (6)ルクレール(フェラーリ)

 (7)オコン(アルピーヌ)

 (8)フェテル(アストンマーチン)

 (9)ガスリー(アルファタウリ)

 (10)アルボン(ウィリアムズ)

 (11)ストロール(アストンマーチン)

 (12)ノリス(マクラーレン)

 (13)角田裕毅(アルファタウリ)

 (14)周冠宇(アルファロメオ)

 (15)リカルド(マクラーレン)

 (16)マグヌセン(ハース)

 (17)シューマッハー(ハース)

 (18)ラティフィ(ウィリアムズ)

 リタイア ボッタス(アルファロメオ)

 リタイア ハミルトン(メルセデス)

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2022年8月28日のニュース