フェルスタッペンがモナコ初V!今季2勝目で総合首位に 角田は完走16位

[ 2021年5月23日 23:47 ]

F1第5戦モナコGP決勝 ( 2021年5月23日    モンテカルロ市街地コース=1周3・337キロ×78周 )

モナコGPで優勝したレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(AP)
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 レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が1時間38分56秒820をマークし、伝統のモナコGP初勝利で今季2勝目、通算12勝目を挙げた。予選でトップタイムをマークしながらクラッシュしたフェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)がドライブシャフトの故障で出走を断念。予選2番手で実質トップスタートのフェルスタッペンは最初のコーナーでメルセデスのバルテリ・ボッタス(フィンランド)を抑え、そのまま悠々と逃げ切った。7位にとどまったメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)を抜き、総合ポイント争いでも初めてトップに立った。製造者部門でもレッドブル・ホンダがメルセデスを1点差でかわして首位となった。

 2位はフェラーリのカルロス・サインツ(スペイン)で、昨年のイタリアGP以来通算3度目の表彰台。3位はマクラーレンのランド・ノリス(英国)で、4位にレッドブル・ホンダのセルヒオ・ペレス(メキシコ)、6位にアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー(フランス)が入った。メルセデスはハミルトンが今季初めて表彰台を逃し、序盤に2番手を走行していたボッタスも31周目のピットインで右フロントタイヤが外れずにリタイアと、散々なレースとなった。

 アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は2戦ぶりの完走で16位だった。予選16番手から1周目で17位に後退したが、粘り強く14位まで順位を上げ、ハードタイヤで63周を走ってからピットイン。16位に落ちたものの、交換したソフトタイヤで一時最速ラップとなる1分14秒037をマークするなど奮闘した。

 ▽決勝順位
 (1)フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
 (2)サインツ(フェラーリ)
 (3)ノリス(マクラーレン)
 (4)ペレス(レッドブル・ホンダ)
 (5)フェテル(アストンマーチン)
 (6)ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
 (7)ハミルトン(メルセデス)
 (8)ストロール(アストンマーチン)
 (9)オコン(アルピーヌ)
 (10)ジョビナッツィ(アルファロメオ)
 (11)ライコネン(アルファロメオ)
 (12)リカルド(マクラーレン)
 (13)アロンソ(アルピーヌ)
 (14)ラッセル(ウィリアムズ)
 (15)ラティフィ(ウィリアムズ)
 (16)角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
 (17)マゼピン(ハース)
 (18)シューマッハー(ハース)
 リタイア ボッタス(メルセデス)
 出走せず ルクレール(フェラーリ)

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2021年5月23日のニュース