Tホンダ落胆…入賞ならず11、13位 それでも新PU手応え

[ 2018年10月8日 05:30 ]

F1第17戦日本GP決勝 ( 2018年10月7日    三重県・鈴鹿サーキット )

11位でフィニッシュしたトロロッソ・ホンダのP・ガスリー(手前)(撮影・椎名 航)
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 鈴鹿で30度目となる決勝が行われ、結成1年目のトロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリー(22=フランス)が11位、ブレンドン・ハートレー(28=ニュージーランド)は13位だった。予選ではハートレーが6位、ガスリーが7位に入り、ダブル入賞も期待されたがノーポイントに終わった。ポールポジションから出たメルセデスのルイス・ハミルトン(33=英国)が4連勝で今季9勝目、通算71勝目を挙げた。

 期待の分、落胆も大きかった。初のダブル入賞も射程圏に入れていたトロロッソ・ホンダだが、1台も入賞できず。ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクター(TD)は「(予選順位を)結果に結びつけられず非常に残念」と落胆した。

 一度は主催者側に変更を認められた振動を制御するシステムが、レース直前に却下される誤算。戦略面でも他チームに後れを取った。タイヤ交換を引き延ばす作戦が裏目に出て、早い段階で交換した車に抜かれる結果に。残り3周で1台に抜かれて11番手に下がったガスリーは「思い通りにいかなかった」と肩を落とした。

 一方で今回から投入した新パワーユニット(PU)は、田辺TDも「パフォーマンスは明らかに上がった」と前向きだ。微調整を加えて車体になじめば好結果を生む可能性は見えた。ガスリーも「PUは良かった」と手応えを得ていた。

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2018年10月8日のニュース