トヨタ、ル・マン初Vならず…またトラブル 総合9位が最高

[ 2017年6月19日 05:30 ]

走行するトヨタ8号車
Photo By ゲッティ=共同

 フランス伝統の自動車耐久レース、第85回ル・マン24時間は18日、ル・マンのサルテ・サーキットでゴールを迎え、3台で臨んだトヨタは中嶋一貴の8号車が最高峰LMP1クラスで2位、総合9位で初優勝を逃した。

 トヨタはポールポジションから発進した小林可夢偉の7号車と、国本雄資の9号車がともにマシントラブルでリタイア。ポルシェが3連覇で単独最多を更新する19勝目を挙げた。レースは世界耐久選手権シリーズ第3戦として行われた。

 小林の7号車は首位を快走していたが、スタートから約10時間後にマシントラブルが発生。小林は「本当に悔しい」と肩を落とした。国本の9号車は他車と接触。唯一残った中嶋の8号車が必死に追い上げるが、マシントラブルで生じた遅れを取り戻すことはできず、19度目の挑戦でも悲願はかなわなかった。

 昨年は優勝を目前にしながら、残り約3分で発生したマシントラブルに泣いた。現地でレースを見守った豊田章男社長は再びの悪夢に「強さ、長く走ることではポルシェが上だった。世界3大レースの厳しさを感じた」と悔しさをにじませた。

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