ホンダ勢伸びずアロンソ15位、バトン17位/F1日本GP予選

[ 2016年10月9日 05:30 ]

F1日本GP公式予選 ( 2016年10月8日    鈴鹿サーキット )

予選15位に沈んだマクラーレン・ホンダのアロンソ(AP)
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 再結成2年目のマクラーレン・ホンダ勢は、フェルナンド・アロンソ(35=スペイン)が15位、ジェンソン・バトン(36=英国)が17位と厳しい結果に終わった。今季はともに6度ずつ入賞するなど、昨季から大幅な進歩を見せていた中で臨んだホンダにとってのホームレースだが、2人ともに昨季予選から1つずつ順位を下げる結果に終わった。ポールポジション(PP)はメルセデスのニコ・ロズベルク(31=ドイツ)が獲得した。

 空模様と同様の重苦しい雰囲気がマクラーレン・ホンダのパドックを覆った。入賞(10位)圏内はおろか、決勝は2人ともに昨季を下回るグリッド順に。1人だけ新型エンジンが投入されたアロンソは辛うじて2回目に進んだものの、結局タイムを伸ばせず「本来のパフォーマンスができていない。(適切な車体の)バランスとスピードを見つけるのに苦労している。原因を分析しないと」と焦燥感を募らせた。

 今回が鈴鹿ラストレースになる可能性が高いバトンにいたっては、1回目で姿を消した。アロンソとの1回目のタイム差が0秒032差と聞き「凄く小差じゃないか」と前向きに捉えた言葉が、かえってチームの低迷ぶりを浮かび上がらせた。アロンソは「天気の変化(雨)が僕たちを助けるかもね」と話したが、スタート時の午後2時は晴れ予報。恵みの雨も期待できない中で、ホームレースに臨む。

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2016年10月9日のニュース