新型「パジェロスポーツ」タイで世界初披露…７年ぶりフルモデルチェンジ

タイのバンコクで新型パジェロスポーツを発表する三菱自動車の相川哲郎社長

　三菱自動車は１日、タイの首都バンコクで、スポーツタイプ多目的車（ＳＵＶ）の新型「パジェロスポーツ」を世界で初めて披露した。タイに最大の生産工場がある同車種のフルモデルチェンジは７年ぶりで、日本以外の９０カ国で販売する。

　バンコクで１日開幕した自動車と大型二輪関連の展示販売会で、相川哲郎社長が出席して発表した。

　タイでは今秋販売を始め、来年以降、オーストラリアや東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）、中東、中南米などに順次販売を広げる。

　同社によると、開発当初からタイのユーザーの声を取り入れ、スポーティーさとダイナミックさを併せたデザインを採用し、燃費効率も前モデルから１７％向上した。乗り心地も改良したという。

　同社はタイをグローバル輸出拠点として位置付けている。パジェロスポーツ以外の車種も含む今年のタイでの生産目標は３５万～３６万台で、このうち約３０万台を輸出する計画だ。（ＮＮＡ＝共同）（共同）