東海大 チリのソーラーカーレース優勝、初参戦で快走

[ 2014年11月19日 10:24 ]

 南米チリ北部のアタカマ砂漠でソーラーカーレース「カレラ・ソーラー・アタカマ」が13~17日行われ、東海大のチームが初参戦で優勝した。主催者が18日発表した。

 東海大チームは休息日1日を挟んで4日間で計1082キロを15時間20分で走破。2位のチリのチームに9分の差をつけた。

 総監督を務める工学部電気電子工学科(神奈川県平塚市)の木村英樹教授によると、7チームが出走し、4チームが完走。一帯は世界最高レベルの日射量があるほか、標高3400メートル以上の地点もあるコースで、空気抵抗が少なく「ソーラーカーには良い環境」という。

 一方で、ソーラーカーが苦手とする砂利道での走行があるなど道路状況は良くなかったといい、木村教授は「より完成度の高い車をつくらないと。今回の経験を生かして来年のオーストラリアでの大会に向けて新車を開発したい」と意気込みを見せた。

 東海大チームは、オーストラリアで行われる世界最大級のレース「ワールド・ソーラー・チャレンジ」で2009年と11年に優勝している。(共同)

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2014年11月19日のニュース