新車販売 17年ぶり高水準

[ 2014年2月3日 20:26 ]

 日本自動車販売協会連合会が3日発表した1月の国内新車販売台数(軽自動車を除く)は、前年同月比27・5%増の29万2446台となり、1月としては17年ぶりの高水準だった。4月の消費税増税前の駆け込み需要が要因で、大手百貨店が同日発表した1月の売上高も好調だった。

 消費税率が8%に引き上げられた後は消費の冷え込みが懸念され、4月以降も自動車や百貨店各社が売上高を維持できるかは不透明だ。大幅な落ち込みを予想している百貨店もある。

 自販連によると、1月の新車販売台数は前回の消費税増税を控えた1997年1月の33万6643台に次ぐ規模で、68年の統計開始以来6番目の高水準となった。

 主要ブランドでは、三菱自動車とダイハツ工業以外の7ブランドがプラスだった。自販連は「アベノミクス(による景気復調)と新車効果に加え、駆け込み需要の影響が1月にぐんときた」と説明している。

 また全国軽自動車協会連合会によると、軽自動車の1月の販売台数は32・1%増の20万3659台で、67年の統計開始以来、1月として最高だった。軽自動車は、主要8ブランドが全て2桁の伸びを示した。全軽自協は「駆け込み需要の影響は当然あるが、各社が積極的に新車を投入した効果が出ている」としている。軽自動車を含む新車販売全体では49万6105台で、29・4%増だった。

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2014年2月3日のニュース