インドネシアで日産　ダットサンの新型「ＧＯ＋」公開

　日産自動車は１７日、インドネシアの首都ジャカルタで、新興国向けに復活させたブランド「ダットサン」の新型車「ＧＯ＋（ゴー・プラス）」を公開した。

　インドで７月に発表した「ゴー」とあわせて２車種を２０１４年にインドネシアで発売する予定。いずれも価格を１億ルピア（約９０万円）以下に抑え、車を初めて買う若い中間層の需要を見込む。

　「ゴー・プラス」は３列シート、「ゴー」は２列シート。インドネシアで生産し、部品の８割を現地で調達するという。

　インドネシア政府は低燃費、低価格車への優遇税制を導入しており、日産はこの制度の対象とするよう申請する方針。

　ジャカルタで記者会見した日産のカルロス・ゴーン社長は「インドネシアの多くの人にとって、初めて購入する車がダットサンになることを期待する」と強調した。

　日産は新興国市場を狙った戦略車としてダットサンの復活を決定。インド、インドネシア、ロシア、南アフリカの４カ国に順次投入する方針だ。