マツダ 新SUVに燃費効率最高のディーゼル投入

[ 2012年2月16日 18:01 ]

マツダが発売した新型のスポーツタイプ多目的車「CX―5」

 マツダは16日、新型のスポーツタイプ多目的車(SUV)「CX―5」を発売した。ディーゼルとガソリンの2種類のエンジンを用意。ディーゼル車は国内のSUVで最高の燃費効率を達成した。

 ディーゼル車は排ガス問題で国内市場から一時ほぼ姿を消したが、近年は技術革新が進み、欧州ではエコカーの主流として普及。国内でも定着するか注目される。

 同社が「スカイアクティブ」と総称する低燃費技術を初めて全面的に採用。「エンジンや変速機から車体まですべての部位を一から見直し、究極の効率化を追求した」(山内孝社長)という。

 マツダがディーゼル車を販売するのは約7年ぶり。排気量2200CCで燃費は軽油1リットル当たり18・6キロ。二つのターボを搭載し4000CCのガソリン車並みの力強い走りと両立させた。ガソリンエンジンは2000CCで燃費は16・0キロ。

 国内で生産し、9割以上を輸出する計画だが、生産手法などを徹底して効率化し「現状の為替水準で輸出しても採算がとれる」(山内社長)商品に仕上げた。

 価格はガソリン車が205万円から。ディーゼル車が258万円から。

 ドイツ大手BMWもことし、日本市場に初めてディーゼル車を本格投入する。もともと欧州勢はディーゼルが得意で「日本で受け入れられるタイミングを虎視眈々と狙っていた」(同社)。主力の「3シリーズ」など複数車種を一気に投入する計画だ。

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2012年2月16日のニュース