豪のソーラーカーレース チーム沖縄完走ならず 

[ 2011年10月22日 19:59 ]

 オーストラリアで16日に始まった総距離約3千キロにわたる世界最大級のソーラーカーレース「ワールド・ソーラー・チャレンジ」は22日、最終日を迎えた。沖縄県立南部工業高の生徒を中心とした「チーム沖縄」は同日までに、南部アデレードのゴールまで完走することができなかった。

 大会中に山火事でレースが一時中断したほか、終盤に悪天候が続いたことも影響し、参加チームの大半が完走を逃した。

 同校教諭の飯塚悟監督(42)は「車体に問題はなく、山火事などがなければ完走できた」と強調。同校3年の金城孝作君(17)は「自分たちのミスで完走を逃したわけではなく不完全燃焼だが、一生懸命やれば世界と対等に戦えるとの確信が持てた」と力強く話した。

 各チームは16日に北部ダーウィンを出発。東海大が20日に優勝を決めて2連覇を果たしたほか、芦屋大も21日に4位でゴールした。ゴールを逃したチームについては、太陽光を利用して走行できた距離の長さに基づき、23日に順位が発表される予定。チーム沖縄は21日時点で暫定11位だった。(共同)

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2011年10月22日のニュース