琢磨、怒り爆発!同僚接触に「意味分からない」

[ 2011年9月19日 06:00 ]

<インディジャパン決勝>10位に終わり、悔しそうな表情で引き揚げる佐藤琢磨

インディジャパン決勝

 米インディカー・シリーズ第15戦、インディジャパン・ザ・ファイナルは18日、栃木・ツインリンクもてぎ(1周4・8キロ=63周)で決勝を行い、日本のエース・佐藤琢磨(34)は、終盤に7位まで追い上げたが同僚との接触により10位となり不完全燃焼のまま最後の日本開催を終えた。スコット・ディクソン(31)がポール・ツー・ウインで、09年以来となる同GP2度目、今季2勝目を挙げた。

 温厚な性格で知られる琢磨が、珍しく怒りを爆発させた。7位まで順位を上げて迎えたラスト5周でイエローフラッグが振られ、3周を残しての再スタートもアクシデントにより仕切り直し。「最後のスタートは自分的には決まっていた」という残り2周からの再々スタートでは前を走る同僚のE・Jヴィソ(26)をかわして6位に順位を上げた。「いける」。そう思って第1コーナーに飛び込んだ次の瞬間、強引に外側からかぶせてきたE・Jと接触。一瞬にして表彰台の可能性が消えた。

 琢磨は「チャンピオンシップ争いをしているわけでもなく、同じチームで、最後のインディジャパンで僕は日本人。意味が分からない」と同僚の走りを厳しく非難。最後のインディジャパンが不完全燃焼のまま終わり「残り2戦で頑張るしかない」と怒りをモチベーションに変えるのに必死だった。

 ▼18位・武藤英紀 インディジャパンには4度出ているが、毎回凄い応援をしてもらった。それに結果で返すことができなくて申し訳ない。

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