トヨタ EVにコードレス充電開発で米社提携

[ 2011年4月27日 18:38 ]

 トヨタ自動車は27日、家庭で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)が駐車場に停車するだけで、コンセントを使わずに充電できる技術を開発する方針を発表した。非接触型の充電装置を使い、顧客が充電コードを接続する手間を省く。今後10年以内の実用化を目指す。

 非接触型の装置開発を進めるため、米ベンチャーのワイトリシティ(マサチューセッツ州)と技術提携し、資本も一部出資した。ワイトリシティは、数メートル離れても効率良く電気を送ることができる技術の特許を独占的に使える権利を持っており、トヨタは車両の充電に応用できると見込んだ。

 駐車場に埋め込んだコイルに電気が流れると、車両に搭載したコイルが共鳴して電気を受け取る仕組みを開発する。電動歯ブラシなど一部家電で実用化されている非接触型充電とは異なる方式を用いる。

 トヨタはエコカーの普及を見据え、米EVベンチャーのテスラ・モーターズや、米マイクロソフトと相次ぎ提携して次世代の商品開発を積極的に進めている。

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2011年4月27日のニュース