出展企業数が増加 12月の東京モーターショー

[ 2011年4月26日 18:16 ]

 日本自動車工業会(自工会)は26日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で今年12月に開催する第42回東京モーターショーの出展企業数が、自動車メーカーや部品会社などを合わせ、前回(2009年)より52社多い161社になったと発表した。

 海外有力メーカーの出展見送りで109社に減少した前回を上回ったことで、東京モーターショーの地盤沈下に一定の歯止めがかかった格好。ただ中国が世界最大の自動車市場として台頭する中で、いかに存在感を示すかが課題だ。

 参加する自動車メーカーは、トヨタ自動車など国内自動車メーカー12社と、ドイツのフォルクスワーゲンやダイムラー、フランスのルノーなど。米ゼネラル・モーターズ(GM)やイタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリは出展しない。

 開催期間は12月2日から11日までの10日間で、前回より3日短縮。一般公開日は3日から11日まで。会場の展示面積は3万4919平方メートルで、前回(2万1823平方メートル)の1・6倍に拡大する。

 記者会見した自工会の志賀俊之会長(日産自動車最高執行責任者)は「震災からの復興と日本の技術力、ものづくりのたくましさをアピールしたい」と述べた。

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2011年4月26日のニュース