中嶋氏次男の大祐 Fニッポン参戦!兄弟対決へ意欲

[ 2011年2月5日 06:00 ]

日本最高峰のレース「フォーミュラ・ニッポン」で国内3年ぶりに復帰する中嶋大祐(右)。中央はチームの代表を務める父親の中嶋悟氏、左はチームメートの小暮卓史

 ホンダが4日、都内で11年のモータースポーツ活動を発表し、元F1ドライバー中嶋悟氏(57)の次男・中嶋大祐(22)が日本最高峰のレース「フォーミュラ・ニッポン」に参戦することが明らかにされた。チームは父親が代表を務める「ナカジマ・レーシング」。昨年まで英国F3選手権に参戦していた大祐は3年ぶりの国内復帰で、兄でトヨタ所属のドライバー中嶋一貴(26)との兄弟対決へ意欲を見せた。

 父親の悟氏と会見に臨んだ大祐は「父のチームでレースするのは初めてですし、兄と同じレースに出るのも初めてで不思議な感じ。注目に値するレースをしたい」と決意をにじませた。08年の全日本F3選手権以来3年ぶりに復帰する国内レース。兄で元F1ドライバーの一貴もトヨタから6年ぶりに国内復帰予定だけに、初の兄弟対決へ向け早くも気持ちを高ぶらせた。

 09年から英国F3選手権に参戦し、2年目の昨季は01年の佐藤琢磨(34)以来となる日本人王者を目指したが、未勝利でシリーズ7位と低迷した。大祐は「失った自信を取り戻すシーズンにしたい」と出直しを誓った。「親子で一緒になる時が来たな」と感慨深げだった悟氏も「ダメだったらクビにする」と厳しい姿勢を打ち出した。

 2年間休学していた青山学院大国際政治経済学部に復学する意向も示した。「自分は他のドライバーと違う。一般入試で大学に入った。いろんなことを学んでバランスをとりながらレースをやっていきたい」。学生レーサーとしてサーキットを沸かすことになる。

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2011年2月5日のニュース