トヨタ　プリウスに続きＳＡＩなどリコール開始へ

　トヨタ自動車は１６日、ハイブリッド車「ＳＡＩ（サイ）」と高級車ブランド「レクサス」の「ＨＳ２５０ｈ」について、１７日からリコール（無料の回収・修理）作業を始めると明らかにした。

　ブレーキの電子制御プログラムに不具合があるとして、新型「プリウス」と同時にリコールを発表したものの、改修ソフトが未完成で作業を始めていなかった。準備が整ったため顧客への通知や販売店での修理を始める。対象はサイが約１万１０００台、ＨＳが約１万２０００台。
　トヨタは両車種のリコール作業開始について、当初は「３月初旬に案内する」と説明。ユーザーが未改修の状態での運転を強いられているため、週内に作業を始める方向で改修ソフトの製作を急いでいた。
　子会社のトヨタ自動車九州（福岡県宮若市）は、２２日に両車種の生産を再開する見通し。