×

池側純が強烈アッパーで逆転TKO! 石井渡士也との三度目対決制し新王者に 次戦は辰吉寿以輝戦を希望

[ 2026年1月13日 23:14 ]

プロボクシング日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦   池側純《TKO9回1分58秒》石井渡士也 ( 2026年1月13日    東京・後楽園ホール )

9回TKO勝ちした池側は長男・拳生くんを抱き笑顔
Photo By スポニチ

 日本スーパーバンタム級1位の池側純(27=角海老宝石)が同級王者・石井渡士也(24=RE:BOOT)に逆転9回TKO勝ちで新王者に。24年10月の挑戦者決定戦で判定負けした相手との、約1年3カ月ぶりの再戦でリベンジを果たし、26年最初の興行で強烈なインパクトを残した。戦績は池側が13戦9勝3KO1敗3分け、石井が14戦10勝7KO2敗2分け。

 豪快なKO劇で三度目の正直を果たした。池側は2回に左アッパーを顔面に見舞うなど、序盤から接近戦でアッパーを何度もヒットさせた。それでも徐々に石井のプレッシャーと手数に押され、流れが相手に傾いていた9回。一瞬の隙から右アッパーでダウンを奪取すると、再開後の一発目で大きく振りかぶった強烈な左アッパーをジャストミート。石井は仰向けに倒れ、レフェリーは10カウントを数えることはなく試合をストップ。石井との三度目の対決で初勝利を挙げた。

 「判定までいくとは思っていなかった。(試合前から)ホンマに倒すつもりやった。(ダメージが残る相手を見て)“これいけんちゃうか!?”と思っていたらジャストミートした。もってますね!」と控室では黒のベルトを手に興奮気味。年末年始返上で担当の阿部弘幸トレーナーとは左アッパーを磨き、「左アッパーで突き抜けるのがテーマだった。それが当たってうれしい気持ちでいっぱい」と練習通りの左で試合を終わらせ笑顔。リングサイドには同門でWBA世界バンタム級王者の堤聖也(30)も応援に駆けつけ「堤先輩には私生活でもお世話になっている。“小手先ではなく気持ちで勝つ”という堤さんの言葉をこの試合で出せた」と一丸でつかんだ勝利を喜んだ。

 愛息との約束を果たした。昨年6月に第1子の長男・拳生(けんしょう)くんが誕生。「子どものためにも勝たないといけない。勝ってリングに上げたい」と試合前には父として決意を示していた中、快勝した試合後はリング中央で愛息を抱き上げ有言実行。入場時は「拳生」と名を刻んだガウンでリングイン。「内容はよくなかったが、いい試合ができてよかった」父としての使命を果たした。

 試合後の控室では「リング上で言い忘れたことがある」と報道陣に切り出し、前王者の石井が3度目の防衛戦で挑戦を受ける予定だった、元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(55)の次男で現日本同級10位・辰吉寿以輝(29=大阪帝拳)との対戦を希望。「僕でよければお願いします」とアピールすると「東京ドームでできたら最高」と5月に予定される、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)と前WBC&IBF統一世界バンタム級王者の中谷潤人(28=M・T)との対戦が計画される、大型興行参戦を希望した。

 対する石井は所属ジム初の主催興行でメインイベンターとして白星を飾ることはできず。終盤に力尽き、2度目の防衛に失敗した。世界初挑戦も視野に入れる26年だったが無念のスタートに。試合後、意識はあったものの大事をとって病院に救急搬送された。

続きを表示

「井上尚弥」特集記事

「中谷潤人」特集記事

格闘技の2026年1月13日のニュース