尚弥と来年にも対戦? 中谷潤人のドヘニー戦観戦記 尚弥には「1つの武器だけでは勝てない]
4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 統一王者 井上尚弥 TKO7回16秒 元IBf王者 TJ・ドヘニー ( 2024年9月3日 東京・有明アリーナ )
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WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26=M・T)が合宿中の米国で井上―ドヘニー戦を視聴し、本紙に観戦記を寄せた。米リング誌のパウンド・フォー・パウンド(PFP)では2位の尚弥に対し、中谷は9位。今や尚弥の相手候補と目され、米興行王手トップランク社のボブ・アラムCEO(92)が来年の対戦の可能性を示唆。世界で評価を高める"ネクストモンスター"は、遠くない未来にモンスターと対戦することを予言した。
素晴らしい勝利だった。ドヘニーはパンチがある選手なので、井上選手が序盤は慎重にいくことはある程度予想していた。その中で最初からプレッシャーをかけていたので、この形で試合をつくっていくのだろうなと見ていた。中間距離よりも少し近い絶妙な距離感で、一発を狙いながら、相手のパンチを反応できる距離感で足をインアウトさせていた。ドヘニーもあれだけプレッシャーをかけられたら崩されるし疲れる。最後は予想しない終わり方だったが、相当なダメージと疲労が蓄積されたのだと思う。
東京ドームで行われた5月6日のネリ戦は現地で観戦した。1回の井上選手のダウンは想定外だったが、攻撃型のネリを勢い付かせないためにプレッシャーを与えていたのだと思う。ただそれ以降は立て直し、改めて修正能力の高さを感じた。
今年6月、井上選手が米ニューヨークでのトップランク主催興行にゲスト出演された際、自分に対して「対戦相手の候補の一人」とコメントされていた。自分の名前が出たことはありがたかったし、多少なりとも自分のことを意識してくれているのだ、と感じた。
また、ボブ・アラムさんが井上選手との対戦の可能性について話されていたことを耳にした。もちろん対戦を想定しているし、そういった話題が上がってくることをうれしく思う。そういった期待を感じているし、そこにたどり着くためには今はやるべきことをしっかりとやっていきたい。
井上選手との対戦はそう遠くはないと思う。感覚的には2年以内くらいになると想定している。状況によるがスーパーバンタム級になじんで、しっかり体がつくれるようになればこの階級でやることがベストとは思う。
ただ自分はもう少し箔(はく)をつけなければいけない。そういった意味では統一戦で、いいパフォーマンスをして勝つことが大事になる。PFP9位にはランクインさせてもらっているが、まだまだ足りない。もう少しランキングを上げてから対戦した方が盛り上がると思う。まず自分としては評価の上がる試合、なおかつ大きい試合をこなすことが大事になる。自信がないわけではないが、まだ現状の自分に納得はしていない。練習でやってきたことを試合で100%出せるという確信を持てるようになりたい。
ネリもドヘニーも自分と同じ左構えの選手。もちろん"自分ならこう攻める"というイメージをしながら試合は見ていた。言いづらいし、話せることもない(笑い)。ただ一つ言えることは井上選手は勉強できる選手。1度もらったパンチを2度はもらわない。1つの武器だけでは勝てないので、いろんな工夫やバリエーションがないと互角には渡り合えない。
ファンの方には僕が今後の相手にどういう戦い方をしていくのかを楽しみにしていただきたい。"こういう相手にはこんなボクシングができる"という幅の広さを見せていきたいと思っている。(WBC世界バンタム級王者)
◇中谷 潤人(なかたに・じゅんと)1998年(平10)1月2日生まれ、三重県東員町出身の26歳。小4から空手を始め、中1でボクシングに転向。U―15全国大会を2連覇した。中学卒業後に単身渡米してルディ・エルナンデス氏に師事し、17歳でプロデビュー。16年全日本フライ級新人王、19年日本王座を獲得。20年11月にWBO世界フライ級王座を獲得。23年5月にWBO世界スーパーフライ級王者となり2階級制覇。24年2月にWBC世界バンタム級王座を獲得し3階級制覇。28戦全勝(21KO)。身長1メートル72。左ボクサーファイター。
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