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【悼む】パンチ利いていた“帝王の名刺”肩書は「無冠の帝王」

[ 2024年2月1日 05:00 ]

「無冠の帝王」と書かれた山根明さんの名刺
Photo By スポニチ

 これまでもらった名刺で一番パンチが利いていた。山根さんが80歳を前に作ったものだが、こわもての顔写真入りで肩書は「無冠の帝王」。表面はラミネート加工されているこだわりようだった。

 受け取ったのは19年3月、自叙伝を出版したタイミングだった。11歳での“筆下ろし”体験を聞くと「相手は友達のお姉ちゃんで、10歳年上でねえ」と回想。知巳夫人もそばにいたが、生々しい描写をストレートに答えてくれた。

 最晩年のライフワークは人生相談。昨年5月に4年半の週刊誌連載が終了してから徐々に張り合いがなくなったという。

 強権的な「帝王」だったかもしれないが誰かの役に立ちたいという思いも強い人だった。インパクト抜群の名刺も「面白がってほしい」というメッセージだったに違いない。(文化社会部・安田健二)

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