井上拓真が世界王座復帰へ公開練習 須佐勝明コーチ「序盤から中盤にKOも」
プロボクシングWBA世界バンタム級王座決定戦12回戦 ( 2023年4月8日 東京・有明アリーナ )
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3年5カ月ぶりの世界王座復帰を目指す元WBC世界バンタム級暫定王者で現WBA同級2位の井上拓真(27=大橋)が27日、横浜市内の所属ジムで同級3位リボリオ・ソリス(41=ベネズエラ)との王座決定戦へ向けた公開練習を行った。シャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ち、ロープ跳びのメニューで汗をかき、約2年ぶりのバンタム級での試合にも「コンディションはバッチリです。減量はかなり順調に来ている。体重は不安なく落とせる」と話した。
試合へ向けたスパーリングは約100ラウンドで、通常よりも多い一日最高8ラウンドを消化するなど前週で打ち上げた。3月からは招へいしたメキシコ人選手2人と手合わせし、「(体重を)落としている中で、ナチュラルのフェザー級2人と最後までしっかりやり通せたのは自信になる」と手応えを口にした。今回は前4団体統一世界バンタム級王者の兄・尚弥(29=大橋)が返上したWBA王座を狙うが、「今の目標である4団体統一へ向けての第一歩。必ず返り咲きたいという気持ちが強い。試合にワクワクしている」と兄と同じバンタム級での4団体全制覇への“第1章”と位置付けた。
元WBA世界スーパーフライ級王者で、過去に河野公平や山中慎介と対戦するなど日本でもおなじみのソリスについては「警戒する部分はリーチの長さ。パワーもありそうなので、もらわないで集中すること。昔の勢いあるソリスをイメージして対策している」と語り、「イメージ的には完封してやろうと思っている。その中でチャンスがあれば倒していく。自分が思ったとおりに動ければ必ず完封できると思っている」と打たせずに圧勝する展開を思い描いた。
2月初旬からは、12年ロンドン五輪フライ級代表で当時の代表チームで一緒だった井上尚弥にもアドバイスを送った須佐勝明氏(38=日本ボクシング連盟理事、(株)ayua代表取締役)を特別コーチに招へいした。尚弥と拓真のいとこで元WBOアジア・パシフィック・スーパーライト級王者の井上浩樹(30=大橋)と須佐氏の会食をきっかけに紹介されたもので、父・真吾トレーナー(51)は指導の詳細は明かさなかったが「拓真のここを伸ばしたい、改善したいという思いが一緒だった。そこを集中的にやってもらって凄く変わってきている」と説明。拓真も「自分の気づかないところまで教えてくれる。凄くいい感じで伸びている」と手応えを語った。現在は週に3、4回指導しているという須佐氏は「飲み込みが早く、IQが高い。しっかり自分のボクシングができる環境が整ったのは強み」と評価し、「右ストレートも強いし、右ボディーもメチャクチャ強い。しっかり自分のボクシングをやれば、序盤から中盤にかけてKOも狙える。そのぐらいのパンチはあると思っている」とKOでの王座奪取に期待を寄せた。



















