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プロ33戦目の出田裕一が悲願の日本王座戴冠 76歳対決で王者・川崎真琴に9回TKO勝ち

[ 2022年11月8日 21:25 ]

日本スーパーウエルター級タイトルマッチ10回戦 ( 2022年11月8日    後楽園ホール )

7回に激しく打ち合う出田(右)と川崎
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 日本スーパーウエルター級6位の出田裕一(38=三迫)が王者・川崎真琴(38=RK蒲田)に9回1分52秒TKO勝ちして新王者となった。プロ33戦目で初のタイトル挑戦を実らせた出田は16勝(9KO)16敗1分け。今年4月に獲得した王座の2度目の防衛に失敗した川崎は24戦13勝(2KO)9敗2分け。

 合計76歳対決を出田の執念が制した。試合前日に相手よりも負けない部分は「気持ち」と語っていたとおり、開始ゴングから積極的に打って出て、最後まで手数が衰えることはなかった。2、3回と偶然のバッティングで両目上をカットしながらも重いワンツーを打ち込んで利かせ、5回終了時の公開採点は48―47が1人、49―46が2人。中盤以降の川崎の反撃にもアッパーを交えて打ち返し、最後は足元がふらついた王者に連打を見舞ってレフェリーストップを呼び込んだ。

 出田は05年にヨネクラジムからプロデビュー後12連勝。そこから1勝10敗1分けと成績が落ち込み、14年に一度は引退した。18年に三迫ジムで現役復帰後も勝てずに通算11連敗を喫したが、「成長を感じられたので続けてこられた」という。20年12月に9年10カ月ぶりの勝利を挙げて2連勝。5月の前戦で5回TKO負けしたが、今回は階級を1つ上げての挑戦だった。

 試合後のインタビューでは「素直にうれしい。三迫ジムのチーム皆さんの気持ちを背負ってる分、最後まで戦えた。うれしさはが自分だけの感情じゃない」と周囲への感謝を何度も口にした。ベルトの感触を問われると、涙交じりの笑顔で「心地良いです」。現役復帰を支えてくれた妻と紹介し、「負けてばかりで、やっと勝ててここにたどりつけたので、少し胸を張れるかな」と照れ笑いを浮かべた。

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