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三好喜美佳、若狭与志枝ともに一発パス 日本女子フェザー級タイトルマッチ前日計量

[ 2020年11月12日 17:45 ]

<日本女子フェザー級タイトルマッチ>前日計量をクリアした王者・三好喜美佳(右)と挑戦者の若狭与志枝(提供:川崎新田ジム)
Photo By 提供写真

 プロボクシングの日本女子フェザー級タイトルマッチ6回戦(13日、後楽園ホール)の前日計量が12日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、王者・三好喜美佳(36=川崎新田)はリミットの57.1キロ、挑戦者で同級3位の若狭与志枝(32=花形)は300グラム軽い56.8キロでともに1回目でクリアした。

 当初は3月30日に予定されていた対戦は新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期。7カ月半遅れとなったが、三好は「そんなに長くは感じなかった。期間が空いた分、いい準備ができたと思ってます」と前向き。コロナ禍で出稽古ができない期間もあったが、その間はジムの男子選手を相手にスパーリングを消化。若狭対策にプラスになったととらえている。

 これまでバンタム、フェザー、スーパーフェザーの3階級で東洋太平洋王者となっているベテランは、挑戦者の印象を「パンチ力、パワーがあり、変則的なところもある選手」と語り、「自分だけがヒットする試合にしたい」と展開をイメージした。

 対する若狭はバンタム級から階級を1つ上げて3度目のタイトル挑戦。心配性のため、やや体重を落としすぎたが、体調面の不安はない。三好同様に準備期間が長かったことをプラスにとらえ、「自信はあります。勝つイメージしかない」と言い切った。

 三好については「きれいなボクシングをする。コンパクトに打ってくるし、スタミナもある」と印象を語り、「キャリアも長く、技術的には向こうが上」と実力を認めた上で、「それをどこまで乱せるか。かき回せるように手数を出したい」と意気込む。同じジムのIBF女子世界アトム級王者・花形冴美が目標で、「次こそベルトを獲って一緒に写真を撮ります」と勝利を誓った。

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2020年11月12日のニュース