プロボクシング、6月末まで興行自粛延長
日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は22日、テレビ会議システム「Zoom」を利用して新型コロナウイルス対策連絡協議会を開き、来月末までとしていた興行の自粛期間を6月末まで延長することを決定した。各プロモーターに対して中止、延期を要請する。
これまでは自粛期間を半月毎に判断していたが、今回は1カ月単位での延長となった。JPBAの新田渉世事務局長(川崎新田ジム会長)は「選手の準備への負担、プロモーターの準備への負担を考慮した」と説明した。
新人王予選に関しては参加希望選手に再度、意志確認した上で開催が可能かどうか判断。チャンピオン・カーニバルについては次回の協議会で方向性を決めるという。
前日21日には、愛知県内のジムでプロボクサー2人が感染していたことが判明。現在、1人が入院、1人は自宅療養中のため、現時点では発症の時期などの詳細についてJBCも聞き取り調査ができていないという。安河内剛事務局長は濃厚接触した可能性のあるジム関係者2人がPCR検査の結果待ちであることを明かした。
連絡協議会ではこれまで感染防止策などを各ジムに周知してきたものの、感染を防ぎきれなかった。新田事務局長は「プロ選手の練習については“3密”を避けて許可してきたが、これを続けていいのか議論はあった」と明かし、「今後は改めて防止策を徹底するよう各ジムに指導していく」とした。
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