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元WBOフライ級王者木村翔、3・30再起戦で「ロマチェンコになる」 相手は37歳ベテラン

[ 2019年3月7日 15:36 ]

再起戦が決まり気合満点の木村翔
Photo By スポニチ

 ボクシングの前WBO世界フライ級王者・木村翔(30=青木)が7日、都内のジムで会見し、今月30日に中国の上海でウィチャー・プライカオ(37=タイ)と再起戦を行うと発表した。試合は第5回日中ボクシング選手権の特別試合として実施され、東洋太平洋同級シルバー王座がかけられるという。

 木村は2017年7月に敵地・中国で五輪2大会連続金メダルの鄒市明(ゾウ・シミン)を下して王座を獲得し、2度の防衛に成功も昨年9月に田中恒成(畑中)に判定で敗れて王座から陥落。去就が注目されていたが、先月19日に現役続行を表明していた。

 ウィチャーは、ピグミー・ゴーキャットジムのリングネームで知られ、2度の世界戦を含め70戦のキャリアを持つベテランだが、木村は「チャンピオンだったことは忘れ、また世界ベルトをまくことしか考えていない。しっかり次につながるような試合をしたい。インパクトを残せるように、しっかりKO狙っていきたい」と意気込んだ。

 王座陥落後は「2カ月間遊ぶだけ遊んだ」そうで、練習再開後は「技術的なことに興味を持つようになった」という。3階級制覇王・ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)の足の運びを参考に「ロマチェンコのような木村翔になれれば」と“進化”を目指して練習。有吉会長も「これまでとは違った木村翔が見せられると思う」と自信をのぞかせた。

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2019年3月7日のニュース