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村田諒太、4・15初防衛戦!敵は“ハングリーさ”「勝たないと先はない」

[ 2018年1月22日 13:05 ]

会見する村田(左)とブランダムラ
Photo By スポニチ

 ボクシングの帝拳ジムは22日、東京・九段のホテルグランドパレスで会見を開き、WBA世界ミドル級王者・村田諒太(32=帝拳)が4月15日、横浜アリーナで同級10位(WBC、IBF同級7位)のエマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)を相手に初防衛戦を行うと発表した。会場の横浜アリーナでは1996年6月、日本人のミドル級世界王者第1号となった竹原慎二(沖)がWBA王座の初防衛戦でウィリアム・ジョッピー(米国)に敗れており、村田は同じ会場で日本人初の同級王座防衛に挑む。

 村田は「初防衛戦は難しいと言われるが、いくつか理由がある。王者になって満足してしまったり、周囲の扱いも変わる。ハングリーさを失うのが原因と思う。しっかり気持ちを入れ直して頑張りたい」とコメント。既に10日から18日まで沖縄・国頭村で走り込みキャンプを行ったが、今後は同じく沖縄で2次キャンプを予定。会見のために来日したブランダムラを見て「俳優さんかと思った」と話して笑わせたが、「先のことを考えずにこの試合だけを見ている。勝たないと先はない。この試合に全てを捧げようと思う」と表情を引き締めた。

 世界初挑戦のブランダムラは身長1メートル78の右ボクサーファイター。2007年4月に27歳でプロデビューし、通算29戦27勝(5KO)2敗。2014年7月、敵地の英国マンチェスターで行われた欧州ミドル級王座決定戦でビリージョー・サンダース(英国、現WBO世界ミドル級王者)に8回TKO負けしたが、16年12月に同王座を獲得した。「今日は人生最高の日と言っても過言ではない。村田選手を大変リスペクトしているが、自分のキャリアでも忘れられない一戦になるのでは」と語った。

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2018年1月22日のニュース