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京口紘人 判定で初防衛 連続KO勝利は6で止まる

[ 2017年4月25日 22:47 ]

初防衛成功の京口は痛めた左拳を冷やしながら右手でガッツポーズ
Photo By スポニチ

 ボクシングの東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ12回戦は25日、東京・後楽園ホールで行われ、同級王者・京口紘人(23=ワタナベ)が同級2位のジョナサン・レフジョ(23=フィリピン)に3―0で判定勝ちして初防衛に成功した。プロデビューからの連続KO勝利が6試合で止まった京口は7戦全勝(6KO)。レフジョは27戦16勝(4KO)6敗5分け。

 京口が間合いを計りながらプレッシャーをかけ続け、レフジョがステップでかわしながらカウンターを狙う展開。中盤からは京口が強烈な左ボディーや右フックを決めてコーナーに詰める場面が多くなったが、レフジョはダッキングも使いながら巧みに抜け出し、試合は終盤に突入した。9回には京口の左アッパーでレフジョの腰が落ちたものの、ここも仕留められず。京口にとってプロ初の判定は117―111、118―111、119―109の大差だった。

 京口は控え室で左拳を中盤に痛めたと明かし、「ロープに詰めたのに簡単に逃がしてしまったのは反省。12ラウンドをフルに戦えただけという感じ」と苦笑した。中盤からはフルラウンドを経験するつもりで戦ったがダウンを奪えず、「相手は回避能力が高かったけど、世界にはそういう選手がいっぱいいる。これまでは当たれば倒れると思っていたが、強いレベルになると通用しない」と振り返った。それでもワタナベジムの渡辺均会長は「大きなケガがなくてよかった。チャンスがあれば世界戦をやらせたい」とジム期待のホープをねぎらった。

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2017年4月25日のニュース