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江藤光喜 2回TKO勝ち「あっけなさすぎて逆にスッキリできなかった」

[ 2017年3月28日 21:44 ]

 ボクシングのWBC世界スーパーフライ級7位・江藤光喜(白井具志堅)が28日、東京・後楽園ホールでノンタイトル8回戦を行い、シッティチャイ・ベンサラー(タイ)に2回1分2秒TKO勝ちした。初めて自身より長身の選手と対戦した江藤は2回に右ストレートでダウンを奪い、さらに2回倒してTKO勝ち。15年11月に当時のWBC同級王者カルロス・クアドラス(メキシコ、帝拳)に判定負けしてから3連勝とし、戦績を20勝(15KO)4敗1分けとした。

 江藤は「あっけなさすぎて逆にスッキリできなかった。打ち合おうと思ったら倒れていた感じ」と振り返り、セコンドの指示で1回は倒しにいくのを我慢した試合を「気持ちを抑えられたのは収穫。打ち合うだけがボクシングじゃない」と評価した。世界戦時から比べて「ボクシングがうまくなっていると思う。フィジカルは強かったけど」と語り、「戦い甲斐のある選手と(試合を)組んでもらったら、また力を出せる」と意気込んだ。

 具志堅用高会長は世界戦後の2試合が不満の残る内容だったとし「練習の仕方が間違っていた。ボクサーはロードワークが仕事なんです」と明かした。江藤によると脚を痛めて走れなかった時期があったそうで「見事にバレる」と苦笑。それでも具志堅会長は「まだ強くなる。年内に世界戦をさせたいですね。(WBO王者)井上尚弥とやるか?」と今後の展望を話し、江藤も「組んでくれた試合を頑張る。それに見合う練習をする」と誓った。

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2017年3月28日のニュース