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村中 世界初挑戦決定を報告「ボクシングが俺を離さなかったですね」

[ 2017年3月22日 20:54 ]

リング上で世界戦決定を報告した村中優
Photo By スポニチ

 ボクシングの元日本フライ級王者でWBA世界スーパーフライ級10位の村中優(31=フラッシュ赤羽)が22日、東京・後楽園ホールで行われた所属ジム主催の興業でリングに上がり、世界初挑戦が決定したと報告した。5月13日に英国バーミンガムでWBA同級王者カリド・ヤファイ(27=英国)へ挑戦する。

 かねてフラッシュ赤羽ジムの川島勝会長から「世界戦の話が来るかもしれない」と言われていたが、なかなか決まらなかったこともあり、当初は6月の興業に出場するつもりだった。だが今月16日に、英国のプロモーターがタイトルマッチ決定を発表。同会長から口止めされていたため、問い合わせが殺到しても「何も知らない」と答えるしかなかったという。昨年にはボクシングを引退して「次の目標を見つけよう」と考えたこともあったが、「ボクシングが俺を離さなかったですね」とニヤリと笑った。

 26日から静岡・三保の松原で1週間の走り込みキャンプを行い、4月の帰京後に正式に発表会見を開く。急きょ決まったため「まだ世界戦の実感はない」と語ったが、日本スーパーフライ級王者・中川健太(31=レイスポーツ)らとスパーリングを行っていたため「今のところ不安はない」と話した。かつて計量失敗で日本フライ級王座を失った経験があり「今回失敗したら何百万円もの罰金と言われてる」と苦笑したが、「敵のホームだし、燃えますね」と闘志十分。王者ヤファイの印象については「アマ経験があるのできれいなボクシングをする」と口にした。

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2017年3月22日のニュース