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ボブ・アラム氏 技術戦は退屈「レナードやハーンズのような戦いを」

[ 2017年3月16日 16:25 ]

サーマン(左)とガルシアは互いにパンチを繰り出す(AP)
Photo By AP

 4日(日本時間5日)に行われたWBA、WBC世界ウエルター級王座統一戦は2―1(116―112、115―113、113―115)の判定でWBA王者のキース・サーマンがWBC王者のダニー・ガルシアを下し、2本のベルトを統一した。

 この一戦は地上波で放映され、同じ時間帯に放送があったNBAの試合(クリッパーズ―ブルズ戦)よりも視聴率で上回ったとのこと。サーマンとガルシア、互いの技術のぶつかり合いがファンの支持を得たということか。しかし、プロモーターのボブ・アラム氏(85)は不満をこぼしている。以下は米国のボクシングサイト「ボクシングシーン・ドットコム」が16日に掲載したコメントだ。

 「サーマンとガルシア、2人とも素晴らしいファイターだと思うが、試合には失望している。自分がファンの立場であれば、(1980年代の)レナードやハーンズのような戦いぶりを望むんだよ。サーマンとガルシアはともに距離をとって危険を冒すことはなかった。結果として、退屈な技術戦を見せられたという訳さ。視聴率がとれたことはボクシングにとって良かったけれどね」。

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2017年3月16日のニュース