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亀田和毅 興毅氏の入場曲を“継承”「気持ちが唯一の欠点やから」

[ 2017年3月9日 14:37 ]

計量をパスして握手する亀田和毅(右)と対戦するマイク・タワッチャイ
Photo By スポニチ

 ボクシング亀田3兄弟の三男で元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(25=協栄)が9日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で3年3カ月ぶりとなる国内復帰戦(10日、東京・後楽園ホール)の前日計量に臨み、契約体重ちょうどの55・8キロでパスした。対戦相手のIBF世界スーパーバンタム級6位マイク・タワッチャイ(31=タイ)は300グラムアンダーの55・5キロ。

 計量を終えてスポーツドリンクを飲み干した亀田和は「予定どおり仕上がりました。相手より自分のボクシングをするだけ。リングの上では楽しくやりたい。今できることをやれば、お客さんも喜んでくれると思う」と静かに意気込みを語った。長男で元3階級制覇王者の亀田興毅チーフマネジャー(30)は「いつもより仕上がりがいい。キャリアもあるし、言うことないんじゃないですか。あとは練習してきたことを出せれば。相手(タワッチャイ)も体つきはしているし、顔つきを見てもそれなりに仕上げてきている。向こうもここから飛躍を目指してやってきているし、油断せずに集中して、相手に力の差を見せつけて頑張ってほしい」とエールを送った。

 なお、入場曲は興毅氏が現役時代に使用していた映画「ロッキー4」のテーマ曲「BURNING HEART」(SURVIVOR)に決定。曲を勧めたという興毅氏は「和毅には気持ちを出してほしいし、そこ(気持ち)が唯一の欠点やと思うから。俺も日本で試合がしたかったし、受け継いでほしいと。全てを最終兵器の和毅に託して、亀田家の再スタートになる」と説明した。また、協栄ジムの金平桂一郎会長は、興業当日のラウンドガールを前東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者の高野人母美(29=協栄)が務めることを明らかにした。

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2017年3月9日のニュース