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村田 ミドル級最強とのスパーも プロ10戦目へ向け米国合宿出発

[ 2016年3月7日 18:16 ]

ロサンゼルス合宿へ出発した村田

 ボクシングの12年ロンドン五輪ミドル級金メダリストでWBC同級5位の村田諒太(帝拳)が7日、成田空港発の航空機で米ロサンゼルス合宿へ出発した。

 現地では5月頃に予定するプロ10戦目へ向け、各ジムを渡り歩いてスパーリングを行う予定。ミドル級最強と呼ばれるWBA・IBF同級王者ゴロフキン(カザフスタン)と手合わせする可能性もある。村田は「次の試合へ向けてスイッチを入れるキャンプになるのでは。日本にいると毎日のルーティンでボーッとしてしまうし、環境が変われば自然とスイッチが入る」と説明。ゴロフキンについては「仲良しこよしでキャンプをやる仲でもないので微妙だけど、やれるのならやりたい」と話した。

 今回のキャンプでは米国での試合へ向けた“予行演習”も重要なテーマとなる。アマチュアで豊富な国際経験を持ち、昨年は米ラスベガスでも試合を行った村田だが、海外へ移動した後のコンディション変化などはあまり気にしていなかったという。「主に時差調整を考えながらやりたい。何日でどういう調子になるとか(移動で)どのぐらいで疲労が取れるのかとか。次の試合が米国という話もあるし、予行演習みたいになればいい」

 スパーリングはなるべく多くのタイプと4ラウンドずつ消化する方針で、合宿期間は2~3週間。陣営は年内の世界挑戦を視野に入れているが、本人は「それは試合の内容次第。まずは次の試合を考えている」と冷静で、「前(1月の上海でのプロ9戦目でKO勝ち)がいい形だったので、次もいい形にしないといけない」と表情を引き締めた。

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2016年3月7日のニュース