王者・田口、地元・大田区に感謝　次戦は４月２７日を予定

松原忠義・大田区長（左）を表敬訪問した田口

　ボクシングのＷＢＡ世界ライトフライ級王者・田口良一（２９＝ワタナベ）が１８日、地元の東京・大田区役所に松原忠義区長を表敬訪問。昨年大みそかに実家から自転車で約２０分という大田区総合体育館でルイス・デラロサ（コロンビア）戦に９回終了ＴＫＯ勝ちし、２度目の王座防衛に成功したことを報告した。

　体調不良も影響して苦戦した試合を中盤以降に立て直し、松原区長は「凄く落ち着いていた」と称賛。田口は「接近戦ではなく距離を取ってジャブを打ったら思っていたよりも当たった」と作戦変更を説明した。また、多摩川の河川敷や池上本門寺付近でロードワークを行っていることや、「マラソン選手のように長い距離をゆっくり走っている」と練習方法についても言及した。

　同席したワタナベジムの渡辺均会長は「次戦は４月２７日に大田区総合体育館で予定しています」と明かし「総合体育館は見やすいと評判がいい」と感謝。松原区長は「大田区の誇る強いチャンピオンとして、これからも輝き続けてほしい」と期待の言葉をかけた。