ロンドン五輪銅、清水が１年間出場停止　世界選手権出場絶望的

１年間の出場停止処分を受けていた清水聡

　ロンドン五輪ボクシング男子バンタム級銅メダルの清水聡（２９）が、国際ボクシング連盟（ＡＩＢＡ）から１年間の出場停止処分を受けていたことが１４日までに分かった。ＡＩＢＡの公式サイトによると出場停止期間は昨年１１月２１日から１２カ月で、１６年リオデジャネイロ五輪予選を兼ねて今年１０月に行われる世界選手権（カタール）の出場は絶望的。リオ五輪出場へ向けては来年３月に男女のアジア・オセアニア予選（中国）が予定されている。

　清水は昨年９～１０月の仁川アジア大会ライト級で銅メダルを獲得した。しかし、直後に出場を予定していたＡＩＢＡ傘下のプロ団体「ＡＰＢ」の競技会は体調不良を理由に欠場しており、ＡＩＢＡは「ＡＩＢＡとＡＰＢの規則に違反した」と発表。清水の処分とともに日本ボクシング連盟にも３０００スイスフラン（約３９万円）の罰金を科した。