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辰吉Jr寿以輝 父と同じ舞台でデビュー戦「KOで決めたい」

[ 2015年2月14日 05:30 ]

デビュー戦へ意気込む辰吉寿以輝

 元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎の次男・寿以輝(じゅいき、18=大阪帝拳)は大阪市内のジムで会見し、デビュー戦でファンを魅了するファイトを誓った。

 舞台は4月16日のボディメーカーコロシアム(大阪府立体育会館)で行われるスーパーバンタム級(リミット55・3キロ)4回戦で、相手はプロ1勝2敗の岩谷忠男(神拳阪神)に決定。寿以輝は「緊張感の方が強いけどKOで決めたい」と宣言した。父も同会場の第2競技場で89年9月にデビューし、崔相勉(韓国)に2回KO勝ち。誕生7年前の映像をネット動画などで目に焼き付けた次男は「あんな感じで」とイメージを膨らませた。

 WBC世界バンタム級王者・山中慎介(帝拳)の前座として、初戦から大観衆の前で戦う。「メッチャうれしい。絶対に勝つ」。父が世界戦の前座に出場したのは2戦目、90年2月の東京ドームでメーンはヘビー級3団体王者マイク・タイソンだった。世界戦の雰囲気を体感させる英才教育の一環だ。吉井会長は「この試合で今後の(育成)方針が決まる。本番に強いタイプだと思う」と快勝を期待。寿以輝のパンチ力は「オヤジを上回る」というのが周囲の見解。まずは父に追いつくための戦いが始まる。

 ◆辰吉 寿以輝(たつよし・じゅいき)1996年(平8)8月3日、大阪府守口市出身の18歳。小さい頃から父・丈一郎の手ほどきでボクシングに親しむ。それ以外のスポーツ経験はなし。昨年11月にプロテスト合格。好きな選手は辰吉丈一郎とマニー・パッキャオ(フィリピン)。家族は父、母、兄の4人。身長1メートル67。右ボクサーファイター。

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2015年2月14日のニュース