和毅　相手挑発にも大人の対応「私は王者。それも全勝の王者」

米シカゴで会見を行ったＷＢＯ世界バンタム級王者の亀田和毅（右）と暫定王者のエルナンデス

ＷＢＯ世界バンタム級王座統一戦 正規王者・亀田和毅　ＶＳ　暫定王者・アレハンドロ・エルナンデス

（11月1日 米イリノイ州シカゴ・ＵＩＣパビリオン）
　３度目の防衛戦に臨むＷＢＯ世界バンタム級王者の亀田家三男・和毅は３０日、米シカゴ市内のホテルで公式会見に出席し、先に壇上で紹介されたメキシコ人の暫定王者から先制攻撃を受けた。

　メキシコで武者修行した和毅が「メヒカニート」（メキシコの少年）の愛称を持つことから、エルナンデスは「ヤツはメキシカンになりたがっているだけ。俺は本物のメキシカンだ。１１月１日に彼は王者ではなくなる」とまくしたてた。

　だが、和毅はそんな挑発に動じることなく、流ちょうなスペイン語で「相手は偉大な選手だし、尊敬している。でも私は王者。それも全勝の王者。自分が勝つことは分かっている」と語り、大人の対応をとった。

　７月のラスベガスでは強烈なボディーブローでＫＯ勝ちした。「最高の準備ができた。普通に戦えばＫＯできる」と米国２戦連続ＫＯ勝利に自信を見せた。