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力道山、非業の死から50年…墓前法要に50人以上参列

[ 2013年12月16日 05:30 ]

力道山の墓に手を合わせる人たち

 戦後のプロレス界に一時代を築いた力道山が非業の死を遂げて15日で50年がたち、葬られた東京都大田区の池上本門寺に遺族らが訪れ、腕を組んだ胸像が置かれる墓前で法要が営まれた。息子の百田光雄(65)や孫の力(32)のほか現役プロレスラー、ファンら50人以上が参列した。

 力道山が亡くなった後、自らレスラーとなった百田は「50年たってもファンがお墓参りに来てくれるのはうれしい。生前の父から“男は泣くな、強く生きろ”と言われたことが印象に残っている」と話した。

 16日には、東京・後楽園ホールで追悼興行が行われ、力が百田とタッグを組んでプロレスデビューする。力は「祖父に試合をすることを報告した。緊張するが、ひるまずに立ち向かいたい」と抱負を語った。

 力道山は1924年、朝鮮半島で生まれた。力士として土俵に上がった後、プロレスに転身。空手チョップの得意技でプロレスブームの立役者となり、国民的な人気を誇った。63年12月8日、東京のナイトクラブで暴力団員に刺され、同15日、39歳で亡くなった。

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2013年12月16日のニュース