×

空位のはずが…IBFグダグダ弁明「昨日言ったことは覚えていない」

[ 2013年12月4日 08:17 ]

IBF・WBA世界スーパーフライ級王座統一戦の5回、ソリス(右)の猛攻にタジタジの亀田大毅

IBF・WBA世界スーパーフライ級王座統一戦12回戦 亀田大毅 1―2判定 リボリオ・ソリス

(12月3日 大阪・ボディメーカーコロシアム)
 IBF・WBA世界スーパーフライ級王座統一戦で、亀田大毅(24=亀田)は、計量失敗でWBA王座を剥奪されたリボリオ・ソリス(31=ベネズエラ)に1―2で判定負け。前日の説明ではIBF王座から陥落のはずだったが、試合直後に会見したIBFのリンゼイ・タッカー・スーパーバイザーは「IBFのルールにより、IBFの挑戦者のソリス選手が体重超過だったため、IBF王者の亀田選手は王者のままです」と発表。負けても防衛という誰も理解できない結末に、微妙な空気が流れた。

 前日の計量でWBA王者のソリスが体重超過で王座剥奪。その時点で大毅が勝てば統一王者となり、負ければ、WBAとIBFはともに空位になると確認されていた。しかしタッカー氏は「昨日言ったことは覚えていないけれど、そう受け取られたとしたら、それは間違いでした」と苦しい弁明。「無効試合ではなく、タイトルマッチ。負けという記録は残るけれど、防衛は認めます」と言い切った。

 ボクシング史上例を見ない裁定に、大毅はコメントを残さず、会場を後にした。JBCの森田健事務局長は「負ければチャンピオンではないときのう聞いている。IBFが王座を認めるならJBCは従うしかない」と困惑を隠せなかった。

続きを表示

この記事のフォト

2013年12月4日のニュース