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興毅 新「亀田ジム」計画!肉体もリニューアル!

[ 2013年6月23日 06:00 ]

練習を公開し、ゴム製ラダーで敏しょう性を養う亀田興毅

WBA世界バンタム級タイトルマッチ 亀田興毅VSジョン・マーク・アポリナリオ

(7月23日 東京ビッグサイト)
 ボクシングのWBA世界バンタム級王者の亀田興毅(26=亀田)は22日、練習生を受け入れる新たな「亀田ジム」を年内にも都内にオープンする計画を明かした。7月23日の7度目の防衛戦へ向けたスパーリングも開始。4月から始めている肉体改造の成果で、切れのある動きを披露した。

 また一つの夢へ向けて一歩を踏み出した。3、4年前から新たなジム設立のために場所探しを始めていた興毅は「いい物件が見つかった」と都内に2階建てのジムスペースを確保したことを明かした。現在葛飾区にあるジムは約100平方メートルの3兄弟専用のプライベート練習場だが、新生亀田ジムは一般の練習生を受け入れる。近く内装工事にも取りかかる予定で「広さは今の6倍ある。リングのほかトレーニングやマッサージの専用部屋を作る。練習生も、チビっ子も、女性も練習できる。凄いジムになるでぇ」と鼻息は荒い。早ければ年内にもオープンさせる意向だ。

 ジムもリニューアルするが、興毅自身も生まれ変わった。観客に土下座して謝ったほどふがいない内容だった4月のパノムルンレック戦後から、一日5、6時間のフィジカルトレーニングで肉体改造に着手。「体重は量っていない」というが、800メートルダッシュ10本、腹筋500回などのハードなメニューをこなしたことで、上半身はムキムキで筋肉量が増しているのは一目瞭然だ。パートナーとして呼び寄せた元WBC世界フライ級王者のハロ(フィリピン)を相手に行った3ラウンドのスパーリングでは切れのあるパンチ、ステップ、防御を見せた。「まだ3割の力だけど、足に力が入ってバランスが良くなった。自然にいろんな角度からパンチが出る」。肉体改造の成果をさっそく実感し「長いスランプがあったけど、目の前に光が見えてきたわ」と自信も取り戻した。

 興毅の7度目の防衛戦後は、初の3兄弟世界王者誕生が懸かる三男・和毅の世界初挑戦、そして新生亀田ジムオープンと続く。「俺が盛り上げて、いい形で和毅につないでいかなアカン」。亀田家を引っ張る長男は自覚十分だ。

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