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元サッカーGK清田 初世界戦で「名を残したい」

[ 2013年6月19日 06:00 ]

WBO世界スーパーミドル級王座挑戦が決まった清田祐三

WBO世界スーパーミドル級タイトルマッチ 王者 ロバート・シュティークリッツVS 同級10位 清田祐三

(7月13日 ドイツ・ドレスデン)
 7月13日に敵地ドイツで世界初挑戦が決まった東洋太平洋スーパーミドル級王者でWBO同級10位の清田祐三が都内で会見し、「いつかチャンスが来ると思っていた。かませ犬としか思われていないと思うけれど、かみついてやりますよ」と意気込みを語った。

 小3から始めたサッカーでは1メートル80の長身を生かしてGKを務め、北海道・釧路緑ケ丘高(現武修館高)時代は釧路市選抜入りした実力の持ち主。動体視力を磨くために始めたボクシングで世界挑戦までたどり着いた。日本が4月にWBO加盟後に国内ジム所属選手がWBO世界王座に挑むのは初めてで、世界主要4団体で同級王座に挑戦する日本人選手は田島吉秋、西沢ヨシノリに次いで3人目。6度防衛の実績を持つ王者シュティークリッツに勝てば、ミドル級の竹原慎二を上回り、最も重い階級の日本人世界王者が誕生する。

 「ドイツといえばサッカー。まさかボクシングで行くとは思わなかったが、日本人初のWBO王者の名を残したい」。元パラグアイ代表チラベルトに憧れたGK少年は、サッカー強豪国でベルトをつかみ取る覚悟だ。

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2013年6月19日のニュース