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猪木氏、街頭演説参戦も…橋下氏に闘魂ビンタなし

[ 2013年6月7日 06:00 ]

 日本維新の会の橋下徹(大阪市長)、石原慎太郎両共同代表が6日、東京・渋谷駅前で演説した。橋下氏が5月に従軍慰安婦発言をして以来、両氏が街頭に立ったのは初めて。夏の参院選比例代表に出馬する元プロレスラーのアントニオ猪木氏(70)も参加した。

 猪木氏はおなじみのテーマ曲「炎のファイター」で登壇し「元気ですかーっ」と第一声。3氏で握手を交わした後、橋下氏は「公務がある」と降壇したため、橋下氏への闘魂ビンタはなかった。橋下氏はその後、報道陣に「政治の場なので」と述べ、ビンタを受けない意向を表明した。

 猪木氏は自身の詩「道」をもじり、「この維新に入ればどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 踏み出せばその一足が道となり その一足が維新となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」と決意表明。「1、2、3、ダァー!」と拳を突き上げ、聴衆を沸かせた。ただ、都内の会社員男性(35)は「橋下発言から有権者の目をそらせるために猪木氏を担ぎ出したのが見え見え」と冷めていた。

 同党は夜に都内のホテルで政治資金パーティーを開き、都議選と参院選に向け支持を訴えた。

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2013年6月7日のニュース